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有金 賢次
第14回立教大学原子力研究所講演会論文集(IAERU-9904), p.19 - 29, 2000/00
原子炉施設の解体にあたって、残存放射性物質の量を評価しておくことは作業の立案及び被曝評価の上から重要であり、原研で解体が行われたJPDR、むつ等においても評価されている。JRR-2では、計算及び推定によって放射化及び汚染放射能を評価し、その妥当性を再評価するため、試料採取、線量測定を行って評価結果と比較検討している。講演では、これまで解体が実施されたJPDR、むつ等の放射化放射性物質の評価を概観し、JRR-2廃止措置の概要を述べ、その後、JRR-2の残存放射性物質の評価と再評価について述べる。
外川 織彦; 本間 俊充
Proc. of the Int. Conf. on Radiation Effects and Protection, p.267 - 272, 1992/00
原子炉事故時環境影響評価コードシステムOSCAARの開発の一環として、放射線被曝による健康影響発生数を推定するモジュールHEとその支援コードHEINPUTを開発した。健康影響モデルは、早期影響、晩発性影響及び遺伝的影響を含む。モデルは米国で開発されたNUREG/CR-4214のモデルを基礎とし、広島・長崎における原爆の線量再評価及び被曝生存者の疫学調査から得られた新しい情報に基づいて修正された。計算コードの性能を評価するため、1980年における米国の集団に適用した。また、NUREG/CR-4214のモデル及び当モデルによって推定された低線量率での1Gyの線量による生涯死亡リスクを種々の癌に対して比較した。本報告は健康影響モデルの概要を記述し、米国及び日本の集団に対する死亡リスクの比較結果を示す。